∴ 九十九里ツーリング・・・

『九十九里に朝日を見に行こう！！』
いきなり決まったツーリングで、深夜に出発した。

ガラガラの京葉道路をいつものメンバー、
ジョー・旦那様・CB君・M氏の4人で颯爽と走っていた。

勢いが付くと、ジョーはいつも一番最後になる。
いつもなら悔しくてわざとカッとばしてみたりして遊ぶが、
この日はなんとなくM氏のペースに合わせて走行しようと思った。


まさかあんなことが起こるなんて、夢にも思わず・・・


それは4台それぞれが、けっこうな車間距離があいてしまった頃だった。
Fusionだからといって、決して遅いわけではない。
なのに最後尾を走行中のジョーが一気に近づいてしまった。

『？抜かせの意味かな？』なんて思い、
ジョーはM氏を抜いてしまった。

突然Fusionが左の路肩に停車。
ジョーも慌てて路肩に止め、走ってM氏に駆け寄った。

『アクセルを開けても進まなくなちゃった・・・』
なんとベルトが切れてしまったらしい。



ツーリングはここで終了。
船橋出口約５００ｍ手前での断念であった・・・


初めて高速道路の路肩でウロウロした。
怖いけど結構楽しい♪（不謹慎）

レッカー車が来るまで、とりあえず安全なところへ非難。
途中、警察車両が後ろに付いてくれて、安全に出口を出れた。


ありがとう、おまわりさん。でも、発炎筒等を持っていなかったので、
キップ切られると思い怖かった。（・・；）　ｂｙ M氏


日の出は船橋で拝み、レッカー車が来るのをひたすら待った。
寂しい待ち時間。

レッカー車には先客（？）が乗っていた。
なんとCBR1000RR逆車の黒、旦那様とまったく同じものだった。

タイヤは端までびッちり使用しており、
まるでサーキット走行していたようであった。

運転手さんの話では、３ヶ月ほど前に買ったが売りに出すものだそうだ。
なぜだろう・・・？何か気にいらない点でもあったのだろうか？

同じCBR乗りとしては、やっぱり疑問に思ったし、切なくも思った。
もしかしたら、やむをえない事情があったのかもしれないのに。

やっぱり自分が乗っているバイクが、
小さなことでも不評なのは気になってしまう。

フッとそいつの顔が寂しそうに見えた。
（あんなにガン飛ばしてる風な顔なのにね）


並んでM氏のFusionが積まれた。
複雑な思いで見送り、とりあえずバイク屋に行くM氏を追って、
我々も通勤ラッシュの湾岸道路へ向った。




なんともあっけないツーリングだった・・・
でも、九十九里で切れなくてよかったよ。
事故にならなくて良かったよ。

だから気にしなくて良いんだよ、M氏。
焼肉なんて悪いから良いんだよ、M氏。

焼肉なんて・・・焼肉なんて・・・やきにく・・・