∴ いとこのＴＷ200

最近、いとこのコウちゃんがバイクを購入した。
でも、全く知らなかった。

コウちゃんは、バイクの免許を取得後すぐに北海道に行くため、
慌てて車両を探し即決購入した。

YAMAHA TW200　改（スカチューン）

ちょいとバイクに詳しい友達といざ北海道へ。
元々北海道民だったため、友人に会うのが目的の旅だった。

しかし、波瀾万丈な旅になることに、此処ではまだ思いもしなかったのだ。

大洗からのフェリーが取れなかった一行は、青森まで行く。
しかも下道で。

山道で雨風に見舞われ、恐怖を覚えたと話すコウちゃん。
初バイク・初ツーリングに『軽率すぎる考えだった』と漏らす。

札幌市内でトラブル発生！
エンジンがかからなくなってしまったのだ。


ＹＳＰ札幌で治療を受ける。
吸気側のバルブのタペット調整のネジが、外れてしまっていた。

エンジンはかかるようになり、一安心ではあったが、
帰りは大洗行きのフェリーで帰ってきた。



その話は、ジョーの親戚中を駆けめぐり、一族上げての大祭り・・・
いや大騒ぎとなり、コウちゃんも引っ込みが付かない。

一番悔しいのはコウちゃん自身なのに、親戚中がよってたかって、
『騙された！』『言われるがままだから！』など攻めたてた。
（攻めたは大げさだけど・・・）


でもここで、ジョー達に話がこなかった、には訳がある。
そんな親戚の反応など、4年長く生きているジョーには分かっていたから、
ジョーがＣＢＲ600ＲＲを所有していることは、親族中誰も知らない。

コウちゃんも『大型バイク持ってるなんて知らなかったから、相談しなかった』と、
こんなに近くにバイク乗りが2人も居たのにガックリ・・・




その後、ガレージにバイクで来てもらい旦那様が色々チェックしてみる。
外見は綺麗だが、タンクにさびが少し浮いていたり、何カ所か気になる点が浮上した。

お店の話では走行5000ｋｍ以内のを買って、
カスタムしていると言っていたようだが、
メーターも交換してしまっているので定かではない。

よくある話しだが、素人相手に高額で売りつけた感がする。



さて、旦那様がＴＷを試乗させてもらって、怖い事実が分かった。
ブレーキが効かないのである。

たしかに200ｃｃだし、リアはドラムだから、大きいＳＳに比べれば・・・
だが、それにしても効かなすぎだろうが！！って程効かない。

本人も、ブレーキレバーを握り込まないと止まる気がしないと感じていた。
しかし、こんなものなのかと頑張って止めていたらしい。
（ツーリング以前から効かなかったらしい・・・）



恐ろしい・・・


後日、お店に問い合わせたが『ＴＷってのはそんなもん』と言われサヨウナラ。
くぅ〜素人だと思って舐めやがって！！

今度ガレージでキャリパーオーバーホールだ！！

いとこコウちゃんの安全は我々が守ることを堅く決意するジョーなのだった。
（ジョーは、な〜んにも出来ないけどね）